RZマイコン基板(CEV-RZ/A1L) | Windows版Linaro ARM Linux GCCを使えば事足りるのかも
CEV Linux SDK V2.00.00で'gccをlinaroバイナリからgcc-4.7.3ソースからコンパイルするように変更'された
ことが気になってLinaroのウエブサイトを見ているうちに気付いたのですが、初めの頃を思い返してみると、
Interface誌2013年11月号「ステップ2…開発環境の構築」という記事を見ながらHello app!!のサンプルを
ビルドした時、Linux版Linaro ARM Linux GCCを使っていましたので、よくよく考えてみると、Windows版
Linaro ARM Linux GCCを使えば、暫くの間は、事足りるような気がしてきました。
そこで、LinaroのウエブサイトからWindows版Linaro ARM Linux GCCのインストーラをダウンロードして、
e2studioに同梱されていたmakeを使ってHello app!!のサンプルをビルドし、MOTファイルに変換した後、
比較してみました。ビルド情報(日時?)を格納しているであろうセクション .note.gnu.build-id の内容に若干
不一致がありましたが、コード自体は同じものでした。
Windowsのコマンドプロンプトでe2studio同梱版make + Windows版Linaro ARM Linux GCCでビルド

Windows版Linaro ARM Linux GCCをインストールしたフォルダ内のARM Linux GCC

ライブラリは、VMware Player上のUbuntuでCEV Linux SDKをセットアップして得られたものをWindowsへ
コピーすることで使えそうな気がします。さらに、'gcc-4.7.3ソースからコンパイルする'ということで思った
のですが、VMware Player上のUbuntuでLinux版ARM Linux GCCだけでなくWindows版ARM Linux GCCも
ついでにコンパイルされるようにセットアップスクリプトを改造すれば、あとは、そこで得られたWindows版
ARM Linux GCCをWindowsへコピーすることでも、暫くの間は、事足りるようになりそうな気がします。
追記 : メモ
linaro-toolchain-binaries 4.7 Windows Installer | 46MB
http://releases.linaro.org/13.04/components/toolchain/binaries/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04-20130415_win32.exe
私のパソコンでのインストール時間は10分程でした。
linaro-toolchain-binaries 4.8 Windows Installer | 62MB
http://releases.linaro.org/13.11/components/toolchain/binaries/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.8-2013.11-20131117_win32.exe
今回はダウンロードしませんでしたが、新しいバージョン4.8-2013.11もありました。
Linaroダウンロードページ
http://www.linaro.org/downloads/
追記 : メモ
WindowsでLinuxファイルシステムを読み書き出来るようにするオープンソースのWindowsデバイスドライバ
(ウェブで調べてみただけですがUSBメモリ上のext2ファイルシステムも扱えるようです。)
Ext2Fsd
http://www.ext2fsd.com/
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_ext2fsd/
マイナビニュース - WindowsからLinuxのファイルシステムを扱える「Ext2Fsd」
http://news.mynavi.jp/news/2011/07/13/018/
追記 : メモ
USBメモリがext2ファイルシステムではなくFATファイルシステムであっても、Linuxを起動出来るようです。
https://groups.google.com/forum/embed/?place=forum%2Fcevrza1l-board&showsearch=true&showtabs=false&parenturl=http%3A%2F%2Fwww.computex.co.jp%2Fforum%2Fcev_rz_a1l.htm&theme=default#!topic/cevrza1l-board/hOcz1NWQSns
ただ、Linuxが起動した後、自分で作ったLinuxアプリケーションを起動させる方法が分かりません。(起動した
LinuxはFATファイルシステムを認識する? 認識されれば普通にコンソールから起動すれば良い? 実行属性は?)
ことが気になってLinaroのウエブサイトを見ているうちに気付いたのですが、初めの頃を思い返してみると、
Interface誌2013年11月号「ステップ2…開発環境の構築」という記事を見ながらHello app!!のサンプルを
ビルドした時、Linux版Linaro ARM Linux GCCを使っていましたので、よくよく考えてみると、Windows版
Linaro ARM Linux GCCを使えば、暫くの間は、事足りるような気がしてきました。
そこで、LinaroのウエブサイトからWindows版Linaro ARM Linux GCCのインストーラをダウンロードして、
e2studioに同梱されていたmakeを使ってHello app!!のサンプルをビルドし、MOTファイルに変換した後、
比較してみました。ビルド情報(日時?)を格納しているであろうセクション .note.gnu.build-id の内容に若干
不一致がありましたが、コード自体は同じものでした。
Windowsのコマンドプロンプトでe2studio同梱版make + Windows版Linaro ARM Linux GCCでビルド

Windows版Linaro ARM Linux GCCをインストールしたフォルダ内のARM Linux GCC

ライブラリは、VMware Player上のUbuntuでCEV Linux SDKをセットアップして得られたものをWindowsへ
コピーすることで使えそうな気がします。さらに、'gcc-4.7.3ソースからコンパイルする'ということで思った
のですが、VMware Player上のUbuntuでLinux版ARM Linux GCCだけでなくWindows版ARM Linux GCCも
ついでにコンパイルされるようにセットアップスクリプトを改造すれば、あとは、そこで得られたWindows版
ARM Linux GCCをWindowsへコピーすることでも、暫くの間は、事足りるようになりそうな気がします。
追記 : メモ
linaro-toolchain-binaries 4.7 Windows Installer | 46MB
http://releases.linaro.org/13.04/components/toolchain/binaries/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04-20130415_win32.exe
私のパソコンでのインストール時間は10分程でした。
linaro-toolchain-binaries 4.8 Windows Installer | 62MB
http://releases.linaro.org/13.11/components/toolchain/binaries/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.8-2013.11-20131117_win32.exe
今回はダウンロードしませんでしたが、新しいバージョン4.8-2013.11もありました。
Linaroダウンロードページ
http://www.linaro.org/downloads/
追記 : メモ
WindowsでLinuxファイルシステムを読み書き出来るようにするオープンソースのWindowsデバイスドライバ
(ウェブで調べてみただけですがUSBメモリ上のext2ファイルシステムも扱えるようです。)
Ext2Fsd
http://www.ext2fsd.com/
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_ext2fsd/
マイナビニュース - WindowsからLinuxのファイルシステムを扱える「Ext2Fsd」
http://news.mynavi.jp/news/2011/07/13/018/
追記 : メモ
USBメモリがext2ファイルシステムではなくFATファイルシステムであっても、Linuxを起動出来るようです。
https://groups.google.com/forum/embed/?place=forum%2Fcevrza1l-board&showsearch=true&showtabs=false&parenturl=http%3A%2F%2Fwww.computex.co.jp%2Fforum%2Fcev_rz_a1l.htm&theme=default#!topic/cevrza1l-board/hOcz1NWQSns
ただ、Linuxが起動した後、自分で作ったLinuxアプリケーションを起動させる方法が分かりません。(起動した
LinuxはFATファイルシステムを認識する? 認識されれば普通にコンソールから起動すれば良い? 実行属性は?)
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