RZマイコン基板(CEV-RZ/A1L) | Pleiades Kepler + Windows版Linaro ARM Linux GCCでビルド (1)

前のエントリでWindowsコマンドプロンプト + Windows版Linaro ARM Linux GCCでビルドした'kensa'
プログラムを、毎度のことながら、Eclipse + Windows版Linaro ARM Linux GCCでビルドしてみました。
今回、Eclipseは、Pleiades 4.3 Kepler + e2studio V.2.2.0.13プラグイン(但し同梱のmakeとrmのみ)を
使用しました。まずは、Mekefileプロジェクトとして作成してビルドしてみました。

プロジェクトの作成は、以下のようにしました。

ワークスペースの設定は、以下のようにしました。

build_utilities ${eclipse_home}/../Utilities

rz_linux_toolchain_home E:/tools/micom/Renesas/Linaro/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04

プロジェクトのプロパティは、以下のようにしました。

ビルドディレクトリー: ${workspace_loc:/kensa}/kensa

PATH ${rz_linux_toolchain_home}/bin;${build_utilities}

インクルードディレクトリー: ${rz_linux_toolchain_home}/arm-linux-gnueabihf/libc/usr/include

インクルードディレクトリー: ${rz_linux_toolchain_home}/arm-linux-gnueabihf/libc/usr/include/arm-linux-gnueabihf

追記 : メモ

なお、ソースファイルを何も変更していなくても、メニュー[プロジェクト]→[プロジェクトのビルド]を実行
すると、ビルドが始まってしまいます。これは、元々のMakefileがそのようになっているためですが、後日、
書き換えてみたいと思っています。

追記 : 補足

e2studioに同梱されているsh,rm,mv,echoを実行する為には、以下のようにetcというフォルダが必要でした。
(フォルダの中は空で良いです。試していませんが、このetcフォルダにMSYS同様のfstabファイルを置けば、
MSYS同様にフォルダのマッピングが出来そうな予感がします。) なお、2世代前のバージョンであるe2studio
V2.0では、プラグインとしてインストールした場合でも、インストール時に自動的に作成されていたようです。
他方、現在のバージョンのV2.2では、プラグインとしてインストールした場合には、作成されないようです。

ちなみに、このフォルダが無い場合、クリーン時に以下のようなエラーになってしまいます。

フォルダがあると、以下のように、クリーンが実行されます。

追記 : メモ

この'kensa'プログラムですが、特別なヘッダファイルやライブラリを使用している訳では無いようなので、
ひょっとしたらUbuntuのネイティブなx86 Linux GCCでもビルド出来るかもしれないと思い、動作しない
ことを承知の上で試してみたところ、はやりビルド出来ました。(後になってようやく気付いたのですが、
Ubuntuのx86のGNUコンパイラもLinaroなのですね。)

Makefileは以下のように変更しました。(KERNEL_DIRは、Makefile中で定義されているかどうかチェック
しているため、形だけ残しました。KERNEL_DIRに形だけ設定したフォルダは、作ってさえいません。)

変更前

BUILDROOT_DIR:=../../../../..
KERNEL_DIR:=$(BUILDROOT_DIR)/output/build/linux-3.8.13
CROSS_COMPILE:=$(BUILDROOT_DIR)/output/host/usr/bin/arm-linux-gnueabihf-

変更後

KERNEL_DIR:=../linux
CROSS_COMPILE:=

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