なんとかなるさね

マイコンをネタにブログを始めてみました


RZマイコン基板(CEV-RZ/A1L) | Pleiades Kepler + Windows版Linaro ARM Linux GCCでビルド (2) 

前のエントリで、CEV Linux SDK V1.00.00のセットアップフォルダ内にあった'samples'フォルダの'kensa'
プログラムを、Makefileプロジェクトとして作成してビルドしてみましたが、今回、Linux GCCプロジェクト
として作成してビルドしてみました。手順(というか発想)は、CQ出版社の書籍「今すぐ使える!H8マイコン
基板 増補版」で、H8 GCCとWindows版GCCの使い勝手が殆ど同じであることを利用して、Windows GCC
プロジェクトでH8プログラムを作成していたことと同じです。今回、ARM Linux GCCとLinux版GCCの使い
勝手が殆ど同じであることを利用して、Linux GCCプロジェクトでARM Linuxプログラムを作成したことに
なります。




プロジェクトの作成は、以下のようにしました。






ここで、Windowsエクスプローラーで必要なソースファイルをプロジェクトフォルダにコピーし、Eclipse
上でプロジェクトをリフレッシュしました。また、元々のプログラムに.Cファイルをインクルードしている
箇所があり、そのままビルドするとリンク時にシンボル重複エラーになってしまうので、その.Cファイルを
ビルドから除外しました。







ワークスペースの設定は、前のエントリに書いた設定と同じままにしました。

プロジェクトのプロパティは、以下のようにしました。今回、Eclipseの内部ビルダーを使う設定にしました
ので、makeコマンドは不要になったのですが、クリーン時にrmコマンドが必要になりますので、e2studio
同梱のrmコマンドが使えるよう、PATH設定は前のエントリに書いた設定と同じままにしました。


内部ビルダー

PATH        ${rz_linux_toolchain_home}/bin;${build_utilities}

arm-linux-gnueabihf-gcc

arm-linux-gnueabihf-gcc      ('ld'ではなく'gcc'です)

arm-linux-gnueabihf-as

ライブラリー:        dl

ライブラリー:        pthread

インクルードディレクトリー:        ${rz_linux_toolchain_home}/arm-linux-gnueabihf/libc/usr/include

インクルードディレクトリー:        ${rz_linux_toolchain_home}/arm-linux-gnueabihf/libc/usr/include/arm-linux-gnueabihf


プロジェクトのプロパティでインクルードディレクトリの設定を行わなくてもビルド出来るのですが、編集
ウィンドウの文法チェック(インデクサーとコード解析)で大量のエラーが表示されます。





なお、ビルドログは以下の通りでした。

BuildLog.txt

追記 : メモ

クリーン時には、以下のように、rmコマンドが実行されます。(なぜWindowsに無いrmコマンドなのかな?)



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2013/12/09   blog-entry-380   category: Pleiades & CrossGCC

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