RZマイコン基板(CEV-RZ/A1L) | Pleiades Kepler + Windows版Linaro ARM Linux GCCでビルド (3)
2つ前や1つ前のエントリでは、CEV Linux SDK V1.00.00のセットアップフォルダ内にあった'samples'フォルダ
の'kensa'プログラムを、Makefileプロジェクトとして作成したりLinux GCCプロジェクトとして作成したりして
ビルドしましたが、今度は、Cross GCCプロジェクトとして作成してビルドしてみました。プロジェクトを作成
すると、Eclipseがシステムインクルードフォルダを自動設定してくれたりして、Linux GCCプロジェクトとして
作成するよりも良さそうです。


プロジェクトの作成は、以下のようにしました。




ここで、Windowsエクスプローラーで必要なソースファイルをプロジェクトフォルダにコピーし、Eclipse
上でプロジェクトをリフレッシュしました。また、元々のプログラムに.Cファイルをインクルードしている
箇所があり、そのままビルドするとリンク時にシンボル重複エラーになってしまうので、その.Cファイルを
ビルドから除外しました。





ワークスペースの設定は、2つ前のエントリに書いた設定と同じままにしました。
プロジェクトのプロパティは、以下のようにしました。今回、Eclipseの内部ビルダーを使う設定にしました
ので、makeコマンドは不要になったのですが、クリーン時にrmコマンドが必要になりますので、e2studio
同梱のrmコマンドが使えるよう、PATH設定しました。

内部ビルダー

PATH 先頭に${build_utilities};を追加

ライブラリー:   dl

ライブラリー:   pthread

プロジェクト作成時に自動設定されたシステムインクルードフォルダは、以下の通りでした。
E:/tools/micom/Renesas/Linaro/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04/arm-linux-gnueabihf/include
E:/tools/micom/Renesas/Linaro/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04/arm-linux-gnueabihf/libc/usr/include
E:/tools/micom/Renesas/Linaro/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04/arm-linux-gnueabihf/libc/usr/include/arm-linux-gnueabihf
E:/tools/micom/Renesas/Linaro/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04/lib/gcc/arm-linux-gnueabihf/4.7.3/include
E:/tools/micom/Renesas/Linaro/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04/lib/gcc/arm-linux-gnueabihf/4.7.3/include-fixed

なお、ビルドログは以下の通りでした。
BuildLog.txt
追記 : メモ
クリーン時には、以下のように、rmコマンドが実行されます。(なぜWindowsに無いrmコマンドなのかな?)

の'kensa'プログラムを、Makefileプロジェクトとして作成したりLinux GCCプロジェクトとして作成したりして
ビルドしましたが、今度は、Cross GCCプロジェクトとして作成してビルドしてみました。プロジェクトを作成
すると、Eclipseがシステムインクルードフォルダを自動設定してくれたりして、Linux GCCプロジェクトとして
作成するよりも良さそうです。


プロジェクトの作成は、以下のようにしました。


Cross compiler prefix: | arm-linux-gnueabihf- |
Cross compiler path: | E:/tools/micom/Renesas/Linaro/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04/bin |


ここで、Windowsエクスプローラーで必要なソースファイルをプロジェクトフォルダにコピーし、Eclipse
上でプロジェクトをリフレッシュしました。また、元々のプログラムに.Cファイルをインクルードしている
箇所があり、そのままビルドするとリンク時にシンボル重複エラーになってしまうので、その.Cファイルを
ビルドから除外しました。





ワークスペースの設定は、2つ前のエントリに書いた設定と同じままにしました。
プロジェクトのプロパティは、以下のようにしました。今回、Eclipseの内部ビルダーを使う設定にしました
ので、makeコマンドは不要になったのですが、クリーン時にrmコマンドが必要になりますので、e2studio
同梱のrmコマンドが使えるよう、PATH設定しました。

内部ビルダー

PATH 先頭に${build_utilities};を追加

ライブラリー:   dl

ライブラリー:   pthread

プロジェクト作成時に自動設定されたシステムインクルードフォルダは、以下の通りでした。
E:/tools/micom/Renesas/Linaro/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04/arm-linux-gnueabihf/include
E:/tools/micom/Renesas/Linaro/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04/arm-linux-gnueabihf/libc/usr/include
E:/tools/micom/Renesas/Linaro/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04/arm-linux-gnueabihf/libc/usr/include/arm-linux-gnueabihf
E:/tools/micom/Renesas/Linaro/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04/lib/gcc/arm-linux-gnueabihf/4.7.3/include
E:/tools/micom/Renesas/Linaro/gcc-linaro-arm-linux-gnueabihf-4.7-2013.04/lib/gcc/arm-linux-gnueabihf/4.7.3/include-fixed

なお、ビルドログは以下の通りでした。
BuildLog.txt
追記 : メモ
クリーン時には、以下のように、rmコマンドが実行されます。(なぜWindowsに無いrmコマンドなのかな?)

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2013/12/10 blog-entry-381 category: Pleiades & CrossGCC
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