RL78マイコン(RL78/G13)|IDE4GR 0.7.0をコマンドラインモードで起動してビルドしてみた
以前のエントリで以下のウェブページを知った時にArduino IDE 1.5.6にはコマンドラインからビルドやアップ
ロードを実行するコマンドラインオプションがあることに気付いたのですが、IDE4GR 0.7.0(ベースとなって
いるArduino IDEのバージョンは1.5.4です)でも使えるかどうか試してみました。結果、全てのコマンドライン
オプションが使える訳ではありませんでしたが、コマンドラインからビルドを実行させることは出来ました。
(もっとも、コマンドラインモードといっても、GUI起動→ビルド実行→GUI終了、となるタイプのものです。)
ARDUINO(1) - manpage.adoc
https://github.com/arduino/Arduino/blob/1.5.6/build/shared/manpage.adoc
具体的にはコマンドプロンプトで以下のように入力してコマンドラインモードでのビルドを試してみました。
PATH=E:\tools\micom\Renesas\ide4gr-0.7.0;%PATH%
set SKETCHBOOK=E:\tools\micom\Arduino\sketchbook6
set SKETCH=sketch_may27a
set BUILD=E:\tools\micom\Arduino\build
set TMP=%BUILD%.tmp
cd /d %SKETCHBOOK%\%SKETCH%
if not exist %TMP% mkdir %TMP%
echo\ & echo IDE for GR 開始中... & start /min /wait ide4gr --verify "%SKETCHBOOK%\%SKETCH%\%SKETCH%.ino" & echo コンパイル中... & cmd /c "for /l %i in (1, 3, 999) do @choice /c yn /d y /t 1 > nul & @if exist %BUILD%\%SKETCH%.cpp.mot exit" & echo 完了 & echo\ & type %TMP%\stderr.txt & echo\ & type %TMP%\stdout.txt

残念ながら、ビルドメッセージなどはコンソールには出力されずファイルに出力されるようになっていました
ので、ビルド後にtypeコマンドで出力されたファイルを表示するようにしてありますが、この時、メッセージ
ファイルの出力先フォルダを以前のエントリで固定したビルドフォルダの近くのフォルダにしておきたかった
ので、環境変数TMPを変更しました。
set BUILD=E:\tools\micom\Arduino\build
set TMP=%BUILD%.tmp
更に、メッセージファイルの場所を完全に固定する為に、先ほどのエントリでビルドフォルダを固定した時に
設定を追加したArduino IDEの個人環境設定ファイルに以下の赤字の箇所を追加しました。
console=true
console.auto_clear=true
console.error.file=..\stderr.txt
console.length=500
console.lines=4
console.output.file=..\stdout.txt
なお、上のコマンドプロンプトで入力したコマンドの1つにchoiceコマンドを使っていますが、以前のエントリ
(590, 591)の時と同じく、コマンドプロンプトにsleepコマンドが無いのでchoiceコマンドで代用したものです。
追記 : メモ
今まで何度かArduino IDE以外の環境(Pleiades/e2 studio)でinoファイルのスケッチをビルドすることを試して
みましたが、今回の方法もそれらの小技のストックに加えることが出来そうです。(まだarduino-builder.exeを
使ったやり方を試していませんが、たぶんarduino-builder.exeが正統的な解になるだろうという気がします。)
[709] Arduino IDE|Arduino Eclipse plugin V2.4をRenesas e2 studio v4にインストール
[494] Renesas Eclipse | KURUMIスケッチ環境をライブラリ側とユーザ側に分割してみる (ide4gr参照版 2)
[399] Arduino IDE | Pleiades KeplerでLinux Arduinoスケッチのinoファイルをコンパイル
ロードを実行するコマンドラインオプションがあることに気付いたのですが、IDE4GR 0.7.0(ベースとなって
いるArduino IDEのバージョンは1.5.4です)でも使えるかどうか試してみました。結果、全てのコマンドライン
オプションが使える訳ではありませんでしたが、コマンドラインからビルドを実行させることは出来ました。
(もっとも、コマンドラインモードといっても、GUI起動→ビルド実行→GUI終了、となるタイプのものです。)
ARDUINO(1) - manpage.adoc
https://github.com/arduino/Arduino/blob/1.5.6/build/shared/manpage.adoc
具体的にはコマンドプロンプトで以下のように入力してコマンドラインモードでのビルドを試してみました。
PATH=E:\tools\micom\Renesas\ide4gr-0.7.0;%PATH%
set SKETCHBOOK=E:\tools\micom\Arduino\sketchbook6
set SKETCH=sketch_may27a
set BUILD=E:\tools\micom\Arduino\build
set TMP=%BUILD%.tmp
cd /d %SKETCHBOOK%\%SKETCH%
if not exist %TMP% mkdir %TMP%
echo\ & echo IDE for GR 開始中... & start /min /wait ide4gr --verify "%SKETCHBOOK%\%SKETCH%\%SKETCH%.ino" & echo コンパイル中... & cmd /c "for /l %i in (1, 3, 999) do @choice /c yn /d y /t 1 > nul & @if exist %BUILD%\%SKETCH%.cpp.mot exit" & echo 完了 & echo\ & type %TMP%\stderr.txt & echo\ & type %TMP%\stdout.txt

残念ながら、ビルドメッセージなどはコンソールには出力されずファイルに出力されるようになっていました
ので、ビルド後にtypeコマンドで出力されたファイルを表示するようにしてありますが、この時、メッセージ
ファイルの出力先フォルダを以前のエントリで固定したビルドフォルダの近くのフォルダにしておきたかった
ので、環境変数TMPを変更しました。
set BUILD=E:\tools\micom\Arduino\build
set TMP=%BUILD%.tmp
更に、メッセージファイルの場所を完全に固定する為に、先ほどのエントリでビルドフォルダを固定した時に
設定を追加したArduino IDEの個人環境設定ファイルに以下の赤字の箇所を追加しました。
console=true
console.auto_clear=true
console.error.file=..\stderr.txt
console.length=500
console.lines=4
console.output.file=..\stdout.txt
なお、上のコマンドプロンプトで入力したコマンドの1つにchoiceコマンドを使っていますが、以前のエントリ
(590, 591)の時と同じく、コマンドプロンプトにsleepコマンドが無いのでchoiceコマンドで代用したものです。
追記 : メモ
今まで何度かArduino IDE以外の環境(Pleiades/e2 studio)でinoファイルのスケッチをビルドすることを試して
みましたが、今回の方法もそれらの小技のストックに加えることが出来そうです。(まだarduino-builder.exeを
使ったやり方を試していませんが、たぶんarduino-builder.exeが正統的な解になるだろうという気がします。)
[709] Arduino IDE|Arduino Eclipse plugin V2.4をRenesas e2 studio v4にインストール
[494] Renesas Eclipse | KURUMIスケッチ環境をライブラリ側とユーザ側に分割してみる (ide4gr参照版 2)
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