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RL78マイコン基板(RL78/G13)|KurumiWriterで書き込んでTeraTermでシリアル通信する設定 

ウェブで調べ物をしていて以下のツイートに気付きました。KurumiWriterがFTDI社のUSBシリアル変換チップ
(FT232RLやFT231XQなど)に内蔵されているEEPROMのデータを書き換えていた意図がようやく分かりました。

https://twitter.com/Renesas_FUN/status/750325877448200193    @Runesas_FUN 2016/7/5 22:50:04
↓ですので、KurumiWriterでチェックを入れるとTeratermでもシリアル通信ができるようになります。
ただMacではドライバー上この設定ができないためMac版KurumiWriterではその設定がありませんので、
Cooltermを使う場合はGUIでDTRを操作します。

https://twitter.com/Renesas_FUN/status/750323606601609216    @Runesas_FUN 2016/7/5 22:41:02
FTDIの仕様上USBポートが開いた/閉じたときでDTR(COTTONのリセット)がハイ/ロウが排他的になります。
KurumiWriterでその設定ができますがデフォルト(チェックなし)ではポートが開いたときDTRがロウになります。

チェック無し(デフォルト)(FT232RLの標準設定)で書き込み操作した後ではTeratermには何も表示されない




チェック有り(FT232RLの動作を標準設定から変更)で書き込み操作した後はTeratermにメッセージが表示される




追記 : 補足

なお、USBシリアル変換チップに内蔵されているEEPROMのデータを書き換えて標準設定から変更した場合には、
当然ながら、標準設定であることを前提にしている他のプログラム(例えばrl78flashとか)は動作しなくなります。

チェック無し(デフォルト)(FT232RLの標準設定)で書き込み操作した後ならrl78flashは動作する




チェック有り(FT232RLの状態を標準設定から変更)で書き込み操作した後ではrl78flashは動作しなくなる




追記 : メモ

ちなみに、KurumiWriterによるUSBシリアル変換チップに内蔵されているEEPROMのデータの書き換えですが、
データが同じ時は書き換えをスキップしているようです。ですので、'## EEPROM Write... OK'は表示されたり
表示されなかったりするようです。

チェック無し(デフォルト)でも表示されなかったり表示されたり



チェック有りでも表示されたり表示されなかったり



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