RL78マイコン基板(RL78/G13)|KurumiWriter V2.10とrl78flashの書き込み時間の比較 (CP2102編)
以前のエントリでFTDI社のUSBシリアル変換チップFT232RLを使った場合でのRL78マイコンの内蔵フラッシュ
メモリへの書き込み時間を、秋月電子さん販売のRL78/G13 64pin R5F100LGAFB搭載変換モジュールを使い、
KurumiWriter V1.00(ソース公開版)とrl78flashで比較してみたのですが、今度はSilicon Labs社のUSBシリアル
変換チップCP2102を使った場合での時間をKurumiWriter V2.10とrl78flashで比較してみました。書き込んだ
プログラム(binファイル or motファイル)は以前のエントリでR5F100LGAFBで動作するようにルネサスWeb
コンパイラのCOTTON基板のデフォルトのスケッチのリンカスクリプトを変更してビルドしたもの(45KB)です。
なお、CP2102ではWindowsドライバにFT232RLのような設定項目はありません。
* KurumiWriter (V2.10、Run after COM openのチェック無し、cotton_sketch.bin)
115,200bps → 18sec
500,000bps → 16sec
1,000,000bps → 未サポート
* rl78flash (rl78flash -m 2 -b 通信ボーレート -a COM11 cotton_sketch.mot)
115,200bps → 10sec
500,000bps → 4sec
1,000,000bps → エラー(チップの仕様(未対応)?)
追記 : メモ
rl78flashの-aオプションは-ewvrオプション(消去して、書き込んで、ベリファイして、プログラムを実行)と
等価なのですが、ベリファイの動作は書き込んだデータと同じデータを再度送信して書き込まれていたデータ
(つまり読み出したデータ)と一致するか調べて正常に書き込まれているかチェックする方式になっています。
正常に書き込まれたかどうかをチェックする方法には、他に、書き込んだデータのCRC値と書き込まれていた
データ(つまり読み出したデータ)のCRC値を比較する方法もあり、KurumiWriterではCRC値を比較する方式に
なっています。前者は後者よりデータを再度送信する分だけ処理時間が長くなる傾向がありますが、いつもの
ようにちょっと好奇心から、rl78flashでベリファイを省いた場合の書き込み時間も計ってみました。(なお、
今のところ(G10専用のrl78g10flashにはあるものの)rl78flashにはCRC値を比較するオプションが無く、単に
ベリファイを省いただけなのでKurumiWriterとの公平な比較になりませんが、好奇心から計ってみました。)
* rl78flash (rl78flash -m 2 -b 通信ボーレート -ewr COM11 cotton_sketch.mot)
115,200bps → 6sec
500,000bps → 3sec
1,000,000bps → エラー(チップの仕様(未対応)?)
メモリへの書き込み時間を、秋月電子さん販売のRL78/G13 64pin R5F100LGAFB搭載変換モジュールを使い、
KurumiWriter V1.00(ソース公開版)とrl78flashで比較してみたのですが、今度はSilicon Labs社のUSBシリアル
変換チップCP2102を使った場合での時間をKurumiWriter V2.10とrl78flashで比較してみました。書き込んだ
プログラム(binファイル or motファイル)は以前のエントリでR5F100LGAFBで動作するようにルネサスWeb
コンパイラのCOTTON基板のデフォルトのスケッチのリンカスクリプトを変更してビルドしたもの(45KB)です。
なお、CP2102ではWindowsドライバにFT232RLのような設定項目はありません。
* KurumiWriter (V2.10、Run after COM openのチェック無し、cotton_sketch.bin)
115,200bps → 18sec
500,000bps → 16sec
1,000,000bps → 未サポート
* rl78flash (rl78flash -m 2 -b 通信ボーレート -a COM11 cotton_sketch.mot)
115,200bps → 10sec
500,000bps → 4sec
1,000,000bps → エラー(チップの仕様(未対応)?)
追記 : メモ
rl78flashの-aオプションは-ewvrオプション(消去して、書き込んで、ベリファイして、プログラムを実行)と
等価なのですが、ベリファイの動作は書き込んだデータと同じデータを再度送信して書き込まれていたデータ
(つまり読み出したデータ)と一致するか調べて正常に書き込まれているかチェックする方式になっています。
正常に書き込まれたかどうかをチェックする方法には、他に、書き込んだデータのCRC値と書き込まれていた
データ(つまり読み出したデータ)のCRC値を比較する方法もあり、KurumiWriterではCRC値を比較する方式に
なっています。前者は後者よりデータを再度送信する分だけ処理時間が長くなる傾向がありますが、いつもの
ようにちょっと好奇心から、rl78flashでベリファイを省いた場合の書き込み時間も計ってみました。(なお、
今のところ(G10専用のrl78g10flashにはあるものの)rl78flashにはCRC値を比較するオプションが無く、単に
ベリファイを省いただけなのでKurumiWriterとの公平な比較になりませんが、好奇心から計ってみました。)
* rl78flash (rl78flash -m 2 -b 通信ボーレート -ewr COM11 cotton_sketch.mot)
115,200bps → 6sec
500,000bps → 3sec
1,000,000bps → エラー(チップの仕様(未対応)?)
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2016/09/21 blog-entry-819 category: RL78 /* 16bit,8bit CISC */
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